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中国の長安汽車、タイ東部ラヨーン県の工場を中国外最大のNEV輸出拠点に、18カ国へ輸出中

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中国の自動車大手、長安汽車(CHANGAN)は、タイでの事業開始3周年に合わせて、タイ東部ラヨーン県の工場を中国以外で最大規模の新エネルギー車(NEV)輸出生産拠点にする方針を明らかにした。タイをASEANの地域本社と位置づけ、東南アジアだけでなく欧州や豪州など世界各国への輸出戦略拠点とする構想だ。

18カ国へ輸出、2026年中にEV6000台目標

同社は現在、ラヨーン工場で生産した車両を欧州、英国、オーストラリア、ニュージーランドなど18カ国に輸出している。2026年中には、EV6000台をこれら18カ国へ生産・輸出する目標を掲げている。工場はプレス、塗装、溶接から最終組み立て、高電圧バッテリーパックの組み立てまでを一貫して行うフルスケールのCKD(現地組み立て)拠点で、将来的には年間最大20万台まで生産能力を拡大できる設計になっているという。

投資額100億バーツ規模、雇用3万人超を創出

ラヨーン工場の第1期投資額は約100億バーツ(約470億円)、敷地面積は約200ライ(約32ヘクタール)。第1期の完成時点での生産能力は年間10万台となる。これとは別に、ナコーンパトム県のショールーム・サービスセンターにも3000万バーツ(約1億4000万円、土地を除く)を投資している。サプライチェーン全体では3万人超の雇用創出を見込み、現在の同社のタイ国内従業員は2143人で、9割超をタイ人とする方針だ。タイ人の中間管理職・上級管理職への登用や、技術者向けの研修による知識移転も進めるとしている。

新型車を追加、2年で最大6車種

現在ラヨーン工場ではEVの「ディーパルS05」と「ネボQ05」を生産している。同社は今後2年以内に4~6車種の新型車を追加する計画を明らかにしており、3年以内には国内生産と輸入車を合わせて計12車種を投入する方針だ。2025年の実績販売台数は1万4065台で、2026年の国内販売目標は3万台。年平均成長率は100%を超えているという。2026年の生産能力目標は4万台超で、8割を国内向け、2割を輸出向けに充てる計画だ。海外販売全体では、2030年までに150万台という目標も掲げている。

タイはすでに複数の中国系EVメーカーの生産拠点が集積する地域となっており、CHANGANの今回の発表は、タイを単なる国内市場としてではなく、グローバルな輸出基地として位置づける動きの一つといえる。

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