日本政府がタイ人観光客向けの短期滞在ビザ免除措置を、2027年6月30日まで1年間延長することが分かった。1回の滞在で最大15日間、観光や短期の商用目的での日本入国が引き続きビザなしで可能となる。
この措置は新型コロナウイルス収束後、日本政府がタイ人観光客の呼び込みを目的に導入したもので、当初は期限付きの試験的な運用だった。今回の延長により、タイ人旅行者は引き続き事前のビザ申請なしで日本を訪れることができる。
在タイ日本大使館は「両国間の人的交流を一層促進するため」と延長の狙いを説明している。タイ人の日本旅行者数は近年増加傾向にあり、円安も追い風となって若い世代を中心に人気が続いている。一方で日本政府は、ビザ免除措置の悪用や不法就労のリスクにも目を配っており、今後の運用状況によっては制度の見直しもあり得るとみられる。
この延長のニュースを受け、タイのSNS上では旅行好きのユーザーを中心に反応が広がっている。
- 「これでまた気軽に東京に行ける、本当にありがたいニュース」(出所:Facebook)
- 「円安のうちにもう一度北海道に行きたい」(出所:X)
- 「ビザなしで行けるからこそ、マナーを守ってタイ人の評判を落とさないようにしよう」(出所:Facebook、旅行グループ)
- 「去年もこの制度のおかげで急に旅行を決められた、助かる」(出所:X)
- 「友達を誘って年末年始に温泉旅行を計画している」(出所:Facebook)
タイから日本への渡航者数は、2026年に入ってからも高い水準を維持している。円安によって現地での買い物や食事が割安に感じられることに加え、ビザ免除による手続きの簡便さが、タイ人にとって日本を「気軽に行ける近場の旅行先」として定着させている大きな要因だ。今回の延長は、こうした流れをさらに後押しするとみられ、旅行会社各社もこれに合わせて年末年始向けの日本ツアーの販売を強化する動きを見せている。
来年6月末まで続く今回の延長により、当面はタイから日本への観光需要は堅調に推移しそうだ。