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バンコク建設現場のミャンマー人労働者が給与不払いの中国人雇用主を襲撃、1人死亡

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給料を払ってもらえなかった怒りが、鉄の棒とナイフに変わった。2026年10月27日午後6時30分ごろ、バンコク都ラークラバン区クローンソーントンヌン地区の建設現場にある作業員キャンプで、ミャンマー国籍の労働者4人が、雇用主である中国籍の男性2人を襲撃した。1人が死亡し、1人が重傷を負う事件に発展した。

バンコク・ラークラバンの建設現場、ミャンマー人労働者4人が中国人雇用主2人を襲撃、1人死亡
※画像はイメージです(AI生成)

死亡したのはヤン・チョンス氏(39歳、中国籍)。重傷を負ったのはホー・シーション氏(49歳、中国籍)で、頭部を殴られたうえ背中を刺され、シリントーン病院に搬送された。現場は「プッタナーチョンナボット3」の路地にある作業員キャンプで、60人以上のミャンマー人労働者が働く建設現場だった。

月給払いの現場で起きた口論

事件当日、ヤン氏とホー氏は労働者への月給を支払うため現場を訪れていた。その際、ヤン氏は仕事の質が基準に達していないとして、労働者4人(夫婦2組とされる)を厳しく叱責した。4人は直後に突然の辞職を申し出たが、ヤン氏は事前通告がなかったとして給与の支払いを拒否したという。これに激しく反発した4人は、ヤン氏とホー氏を取り囲み、長さ約60センチの異形鉄筋で頭部を殴り、ナイフで刺したとされる。犯行後、4人は現金約4万~5万バーツ(約19万~23万円)を奪って逃走した。現場には血の付いた鉄筋1本と、血の付いた給与袋が残されていた。

防犯カメラの映像を追う捜査

事件はラークラバン警察署(ร.ต.อ.เจนณรงค์ อารีย์捜査官)が担当し、所轄の署長も現場に入って対応した。警察は逃走経路の防犯カメラ映像を確認し、4人のうち1人をソー・ティケ・アウン(25歳、ミャンマー国籍)と特定している。残る3人の行方はまだ分かっておらず、警察は身柄の確保を急いでいる。現場の建設業者にとっても、60人超のミャンマー人労働者を雇う管理体制のあり方が今後問われることになりそうだ。

タイでは建設現場で働く外国人労働者の賃金未払いや労働条件をめぐるトラブルがたびたび報じられており、今回の事件も双方の言い分がすれ違ったまま最悪の結末に至ったとみられる。警察は、残る3人の立件に向け、目撃者からの情報提供も呼びかけている。現場付近では、まだ現金を手にしていないはずの労働者たちの行方を案じる声が聞かれたという。

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