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ノンタブリー県で電線盗みの男、外された街灯柱の下敷きに、焼き鳥売りが遺体発見

深夜の国道脇で、盗んだ電線の代わりに約30メートルの街灯柱がその男の命を奪った。ノンタブリー県バンブアトーン郡の国道345号線、ラーハーン地区で、40歳前後とみられる男性の遺体が発見された。

銅線目当ての犯行か

発見したのは、付近で休んでいた焼き鳥の屋台商人だった。「足に何か触れた気がして目が覚めた」と話す商人が異変に気づき、周囲を確認したところ街灯柱の根元に人が倒れているのを見つけた。慌てて友人を呼び、二人で警察に通報したという。遺体は道路脇の大型街灯柱の根元にあり、死後およそ2日が経過しているとみられる。検視の結果、頭部に外傷が確認されており、遺体はすでに損傷が進んでいた。身元を示す所持品は少なく、警察は指紋等から身元の特定を急いでいる。

現場に残された道具袋には、ワイヤーカッターやドライバー、ヘッドライト、そして切断された電線が入っていた。警察は「男は銅線を盗む目的で電線を切断していたが、すでに他の窃盗犯によって配線が抜き取られていたため感電はしなかった」とみている。しかし支えとなっていた電線の張力を失った街灯柱が重みでバランスを崩して倒れ、作業中の男を直撃したとみられる。「この付近だけで少なくとも10本の柱から配線が盗まれている」と担当者は明かし、被害の常態化に懸念を示した。付近では過去にも同様の窃盗被害が相次いでおり、地域一帯で夜間の街灯が消えたままになっている区間もあるという。現場を検分した捜査官は「柱の基礎部分の劣化も重なり、倒壊のリスクが普段より高い状態だった」とも説明した。

相次ぐ電線窃盗にSNSも反応

SNS上では「命がけで盗んだ結果がこれとは」「銅線泥棒のせいで停電が続いていた地域だったので複雑な気持ち」「街灯が倒れてくる危険は住民にもある、早く対策してほしい」といった趣旨の投稿が相次いだ。中には「これを機に、盗まれにくい配線への交換を検討してほしい」という、再発防止を求める意見もあった。夜道の暗さを不安視する住民の声も目立ち、「街灯が消えたままの区間が増えていて、夜の一人歩きが怖い」といった書き込みも見られた。

道路局は住民に対し、不審な作業を見かけた場合はホットライン「1586」への通報を呼びかけている。担当者は「今回のような事故が起きる前に、通報で被害を防いでほしい」と訴え、パトロールの強化や、盗難対策を施した配線への切り替えについても検討を進めているという。警察は周辺の同様事案との関連性についても調べる方針だ。

盗んだはずの電線が、皮肉にも自らの命を奪う凶器に変わった。

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