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タイ・ケーンクラチャン国立公園、ヒョウも生息する「ホアイコムクリット」ルートで野生動物観察ツアーを試験開始、1日2回・16人限定

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タイ中部ペッチャブリー県にあるケーンクラチャン国立公園は、11月2日から「ホアイコムクリット」ルートで野生動物観察ツアーの試験運用を始めた。同国立公園はタイ最大級の広さを持ち、ヒョウやガウル(野牛)、ツキノワグマ、各種の野鳥が生息する草原地帯を舞台に、来園者が安全に野生動物を観察できる新たな仕組みづくりを目指す。

ツアーは1日2回、午前と午後の各1回のみ運行され、1回あたり車両2台・最大16人までに制限される。案内役は国立公園の職員に限定し、動物の生息環境への影響を抑えながら安全基準を保つという。出発時刻や料金は公式発表されていない。

公園側の狙い

公園長のモンコン・チャイパクディー氏は、今回の試験運用は野生動物観察の新たな観光スタイルを検証する取り組みだと説明した。人数と回数を絞ることで動物へのストレスを抑えつつ、訪問者には落ち着いた環境で観察してもらう狙いがあるという。

参加方法と注意点

現時点でツアーの事前予約システムはなく、参加を希望する旅行者は公園内のレンジャー拠点「コーコー4(バーンクラーンキャンプ)」で直接申し込む必要がある。料金や所要時間は訪問前に公園事務所へ確認するのが無難だ。バンコクからケーンクラチャン国立公園までは車で3時間前後かかる。

東南アジア最大級の森林、タイ最大の国立公園

ケーンクラチャン国立公園はミャンマー国境に沿う山岳地帯に広がり、タイ国内の国立公園の中でも最大の面積を誇る。隣接するケーンクラチャン・フォレスト・コンプレックスは2021年にユネスコの世界自然遺産に登録されており、象やゾウ、ヒョウ、ゴールデンキャット、300種以上の鳥類が生息する生物多様性の宝庫として知られる。これまでも一部エリアでのトレッキングやキャンプは人気だったが、ヒョウなど大型野生動物が生息するエリアへの立ち入りは制限されてきた経緯があり、今回の試験ツアーはその一歩を開く取り組みといえる。

雨季が明けたこの時期は草原地帯の見通しが良くなるため、観察には比較的適した季節とされる。ただ野生動物との遭遇が保証されるものではなく、公園側も「必ず見られるわけではない」との前提で案内している。アクセスは最寄りの中心都市ペッチャブリー、またはホアヒンからのレンタカーや現地ツアー会社の送迎が一般的だ。

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