タイがいま、空前の「ビュッフェ(食べ放題)ブーム」に沸いている。バンコクの高級ホテルから地方都市のショッピングモールまで、週末ともなればビュッフェ店の前には長蛇の列。SNSには山盛りの皿を掲げた写真があふれ、予約サイトでは人気店の週末枠が数週間先まで埋まるのも珍しくない。
「食べ放題で元を取る」――それは国境を越えた人類共通のロマンなのだ。本連載では、そんなタイのビュッフェ戦線から毎週1店舗をピックアップ。料金、制限時間、名物メニュー、そして「本当に行く価値はあるのか?」まで、忖度なしで斬り込んでいく。

記念すべき第1回は“予約が取れない”あの店
第1回に選んだのは、BTSチットロム駅至近のショッピングモール「ゲイソーン・アマリン」3階に構える「Copper Beyond Buffet(コッパー・ビヨンド・ビュッフェ)」だ。
タイ人に「いま一番行きたいビュッフェは?」と聞けば、かなりの確率でこの名前が返ってくる。予約サイト大手Hungry Hubでは5万6,000件を超えるレビューで平均4.8という、ほとんどバグのような高評価。ショッピングモールの中にある“ビュッフェ専門店”でありながら、ホテルビュッフェを食う勢いなのである。
“ミシュラン級の技”を食べ放題で――その中身とは
同店のウリは、ずばり「ファインダイニングの技法を食べ放題で」というコンセプト。料理は150品目以上とされ、生ガキなどの新鮮なシーフード、寿司・刺身の和食コーナー、牛肉やラム肉のグリル、職人パティスリーのデザートまでがズラリと並ぶ。ミシュラン星付きシェフとのコラボレーションも打ち出しており、ただの「量で勝負」の店とは一線を画す。
口コミでとりわけ名前が挙がるのが、名物のトリュフスープとフォアグラ。プランによってはワギュウ、ロブスター、キャビア、韓国式のカニ料理(カンジャンケジャン)などを追加できる仕組みで、「どこまで攻めるか」は財布と胃袋次第というわけだ。

気になるお値段は? 制限時間は2時間一本勝負
料金はプランと曜日・時間帯によって細かく分かれており、Hungry Hub掲載のプランでは平日ランチの「Signature Variety」が1,999バーツから。フォアグラ付きのプレミアムプランが2,099バーツ、最上位の「Michelin Star Elite Experience」になると5,399バーツに達する。
制限時間は2時間。営業はランチ(11:00〜14:00)とディナー(17:00〜21:30)の2部制だ。タイの平均的な会社員の感覚からすれば決して安くはないが、それでも予約が殺到するあたりに、いまのタイの“ご褒美消費”の熱量が見て取れる。
編集部的「攻略のツボ」
- 予約は必須、しかも早めに。週末や給料日後は数週間先まで埋まることも。予約サイト経由だとキャンセル不可のプランが多いので日程は慎重に。
- 最初の30分が勝負。2時間制ゆえ、序盤は「ここでしか食べられないもの」に絞るのが鉄則。パンやご飯ものに手を出すのは最後でいい。
- プレミアム食材は事前予約が必要なケースも。一部の追加メニューは数時間前までの予約が条件になっている。狙いの食材があるなら予約時に確認を。
結論:一度は行くべき“タイ・ビュッフェの到達点”
「食べ放題=安かろう悪かろう」という日本人の固定観念を、気持ちよくぶっ壊してくれるのがこの店だ。記念日や日本からの来客のアテンドにもハマる一軒。ただし、胃袋のコンディションだけは万全にして臨むべし。
次回は打って変わって、タイ全土に展開する“庶民派の王者”チェーンに突撃予定。お楽しみに!
| 店名 | Copper Beyond Buffet(ゲイソーン・アマリン店) |
| 場所 | ゲイソーン・アマリン 3階(BTSチットロム駅から徒歩すぐ) |
| 営業時間 | 11:00〜14:00/17:00〜21:30 |
| 料金目安 | 1,999〜5,399バーツ(プラン・曜日により異なる) |
| 制限時間 | 2時間 |
| 予約 | 必須(電話 061-140-1819、各種予約サイト) |
※料金・営業時間は執筆時点の公開情報に基づくもので、変更される場合があります。最新情報は店舗・予約サイトでご確認ください。
※記事中の画像はAI(Gemini)で生成したイメージです。実際の店舗・料理とは異なります。