タイのビュッフェ店を毎週1軒ずつ斬っていく本連載。第1回では1人2,000バーツ超えの“高級ビュッフェ”を取り上げたが、「いやいや、そんな店に毎週行けるかよ」というツッコミが聞こえてきそうだ。
そこで第2回は、タイ人の日常に最も深く根付いた食べ放題チェーンの登場である。バンコクの繁華街はもちろん、コラートやチェンマイ、プーケットといった地方都市のショッピングモールでも必ずと言っていいほど見かける、あの回転レーンの店だ。

しゃぶしゃぶ×寿司が回る!「シャブシ」とは何者か
その名も「Shabushi(シャブシ/ชาบูชิ)」。タイの食品大手オイシ・グループが運営するチェーンで、1号店のオープンは2001年12月。四半世紀近くにわたってタイ人の胃袋をつかみ続けてきた、まさに“庶民派ビュッフェの王者”なのである。
店名の由来は「しゃぶしゃぶ」+「寿司」。その名の通り、カウンター席の前を回転レーンが流れ、肉、シーフード、野菜、そして寿司がひっきりなしに回ってくる。客は目の前の鍋に好きな具材を放り込み、流れてくる寿司を取り放題。日本人からすると「回転寿司と食べ放題しゃぶしゃぶが合体した」という、なんとも欲張りなシステムだ。
スープは4種、タレは3種――“トムヤム鍋”も選べる
鍋のスープは和風のだしをはじめ4種類から選べ、タイらしくトムヤム味もラインナップ。つけダレも自家製の3種類が用意されている。和食をベースにしつつ、タイ人好みの辛さと酸味をしっかり押さえてくるあたりが、長年愛される秘訣なのだろう。
寿司カウンターに加え、前菜コーナー、デザート、ドリンクまで込み。家族連れや学生グループ、仕事帰りの会社員が入り混じる店内は、平日の夜でもにぎやかだ。

お値段は3段階。一番安いコースならワンコイン感覚?
料金はグレード別の3段階。通常店舗の大人料金は以下の通り(いずれもVAT別)。
- レギュラー(スックイム):399バーツ+(税込427バーツ)
- プレミアム(スッククム):499バーツ+
- プラチナ(スックロン):599バーツ+
子ども料金はおおむね大人の半額。なお、プーケットやサムイ島といったリゾート地の店舗は各70バーツほど高く設定されている。制限時間は90分。第1回の高級店と比べれば、実に4分の1以下の出費で“食べ放題の快楽”を味わえる計算だ。
編集部的「攻略のツボ」
- プロモを見逃すな。シャブシは期間限定の割引キャンペーンを頻繁に打つことで有名。公式SNSやクーポンサイトは要チェックだ。
- 回転レーンは“上流”の席が有利。レーンの流れてくる側に座れば、人気ネタが取られる前にゲットできる確率が上がる。
- グレード選びは肉で決める。上位コースほど肉やシーフードの種類が充実する。「とにかく肉!」派なら迷わず上のコースを。
結論:地方在住者の“最強の味方”
高級ホテルのビュッフェがない地方都市に住む日本人にとって、全国どこでも同じクオリティで楽しめるシャブシは心強い存在だ。「今日は何も考えずにガッツリ食いたい」――そんな夜にふらっと立ち寄れる気軽さこそ、この店の最大の武器なのである。
次回は一気に“高さ”で勝負。バンコクの夜景を見下ろす、あの超高層ビュッフェに登ってみたい。
| 店名 | Shabushi(シャブシ/ชาบูชิ) |
| 運営 | オイシ・グループ(1号店は2001年開業) |
| 店舗 | バンコク首都圏および全国のショッピングモールなどに多数 |
| 料金(大人・通常店舗) | 399+/499+/599+バーツ(VAT別) |
| 制限時間 | 90分 |
| 特徴 | しゃぶしゃぶ+回転寿司の食べ放題、スープ4種 |
※料金・営業時間は執筆時点の公開情報に基づくもので、店舗や時期により変更される場合があります。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
※記事中の画像はAI(Gemini)で生成したイメージです。実際の店舗・料理とは異なります。