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債務回収の爆弾投げが発覚、タイ南部トランの麻薬ネットワークから2130万バーツ相当を押収

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タイ南部トラン県で、麻薬の借金取り立てや報復のために住宅へ爆弾を投げつけていたとみられるネットワークが摘発された。中央捜査局(CIB)、麻薬取締委員会第9地域事務所、トラン県警察は10月29日、県内6カ所で合同捜索を行い、ムアントラン郡、ナヨン郡、ホイヨット郡、カンタン郡で合わせて6人の身柄を確保した。

どのような手口だったのか

警察によると、このネットワークは覚醒剤の密売代金の取り立てや報復のため、仲介人を通じて地元の若者を雇い、1件あたり1万〜2万バーツ(約4万7000円〜9万4000円)で住宅への爆弾投げを実行させていたとみられる。2026年にトラン県内で起きた11件の住宅への爆弾投擲事件に、このネットワークが関与した疑いがあるという。10月中旬には、トラン県ヤーンタカオ郡の民家の塀に爆発物が投げつけられる事件が起き、別の裏付け捜査でカノックポン容疑者(22歳)ら2人が先行して逮捕されていた。今回の摘発はその捜査を拡大したものとみられる。

麻薬は北部の国境地帯から民間の宅配会社を使ってトラン県に運び込まれ、県内の小売人に分配されていた。売上金は金の延べ棒の購入に充てられ、宅配便で北部へ送り返されていたという流通の仕組みも浮かび上がっている。

押収品と今後の捜査

現場では覚醒剤の錠剤およそ87万4692錠、ケタミン8キログラム、各種銃器、殺傷用手榴弾「ARGES-84」2個が押収された。資産としては現金約115万円相当(115万300バーツ、約540万円)に加え、薬物・銃器・自動車5台・金の延べ棒を含む押収物の総額は約718万バーツ(約3375万円)に上る。さらに銀行口座約1300万バーツ(約6110万円)も凍結され、押収と凍結を合わせた総額は約2130万バーツ(約1億円、1バーツ=約4.7円で換算)に達した。

逮捕された6人のうち3人は逮捕状に基づく拘束で、2人が爆発物関連、1人が覚醒剤販売の容疑だった。残る3人は現行犯逮捕で、6人は当初容疑をおおむね認めているという。警察は今後、資金の流れを追跡し、逃亡中とみられる黒幕の行方を追う方針で、資金源を断ちネットワークを根本から解体することを目指すとしている。

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