スポンサーリンク
スポンサーリンク

タイ株式市場で25銘柄が年初来2倍超に急伸、電子部品のSMTが470%高でトップ

タイ証券取引所(SET)に上場する銘柄のうち、年初来の株価上昇率が100%を超えた銘柄が、この8カ月間で25銘柄に上ったことが市場データ会社の集計で分かった。上昇率トップは電子部品メーカーのSMTで、上昇率は実に470%に達した。

集計によると、SMTはAI関連の光学部品事業への参入期待が買い材料となり、年初の株価から一時5倍超まで買われる展開となった。証券アナリストは「SMTは従来の受託製造事業に加え、光学・AIインフラ関連分野への展開を進めており、市場は将来の収益拡大を先取りする形で買いを入れている」と分析する。

年初来2倍超となった25銘柄の騰落率一覧

市場データによると、2025年12月30日の終値を基準に、2026年8月31日時点で株価が100%以上上昇した銘柄は以下の25銘柄だった。

順位銘柄コード26年8月31日終値(バーツ)25年12月30日終値(バーツ)変化額(バーツ)上昇率
1SMT6.101.075.03470.09%
2TAE1.670.501.17234.00%
3KCE60.5018.2042.30232.42%
4CNT3.261.012.25222.77%
5HANA47.2516.3030.95189.88%
6STECON18.406.3512.05189.76%
7FORTH16.005.7510.25178.26%
8INSET4.781.723.06177.91%
9GUNKUL5.151.903.25171.05%
10IRPC2.680.991.69170.71%
11CFRESH1.910.711.20169.01%
12TEAM5.802.303.50152.17%
13GEL0.050.020.03150.00%
14EASTW4.861.982.88145.45%
15SINGER11.504.886.62135.66%
16MIDA0.470.200.27135.00%
17TFG10.004.465.54124.22%
18SPRC13.205.907.30123.73%
19EPG6.252.843.41120.07%
20CTW6.603.023.58118.54%
21BBGI6.052.803.25116.07%
22BCP55.7526.0029.75114.42%
23PTTGC44.5021.0023.50111.90%
24CCET9.504.524.98110.18%
25AJ3.841.881.96104.26%

AI・電子部品セクターへの資金流入が鮮明

今回100%超の上昇を記録した25銘柄の多くは、AIサーバーや半導体関連の電子部品セクターに集中している。ある証券会社のストラテジストは「世界的なAI投資ブームを背景に、タイの電子部品受託製造企業に海外投資家の資金が流入している。SET指数全体の底上げにも一定の寄与をしている」と話す。

もっとも、急激な株価上昇には過熱感を指摘する声もある。別の市場関係者は「業績の裏付けを伴わない期待先行の値動きも一部含まれており、今後の決算内容次第では調整が入る可能性もある」と慎重な見方を示した。証券会社の中には、SMTについて2027年にかけての増益見通しを踏まえ、目標株価を引き上げる動きも出ている。

個人投資家の間でも話題に

タイの個人投資家の間でも、こうした急騰銘柄はSNSや投資家コミュニティで頻繁に話題に上っている。ある個人投資家は「値上がり率のランキングを見て慌てて飛びつくのではなく、なぜ買われているのかを冷静に見極めることが大切だ」と話し、テーマ性だけでなく事業の実態を見極める重要性を強調した。SET市場は世界的な金利動向や米中間の通商協議の行方にも左右されやすく、今後もAI関連テーマ株の値動きから目が離せない状況が続きそうだ。

タイトルとURLをコピーしました