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コメダ珈琲店がタイに初出店 バンコク都心のオフィスビルで年内開業 東南アジアでの事業基盤拡大

コメダホールディングス(HD)は12日、喫茶チェーン「コメダ珈琲店」をタイに初出店すると発表した。バンコク中心部の大型オフィスビル「エクスチェンジ・タワー」に直営店を構え、2026年内の開業を予定する。海外での出店はタイが6カ国・地域目となり、東南アジア諸国連合(ASEAN)での事業基盤を広げる。

出店先はBTS(高架鉄道)アソーク駅とMRT(地下鉄)スクンビット駅が交わる交通の要衝で、オフィスや商業施設、住宅が集まるバンコク有数のビジネス街にある。2026年6月に設立した現地法人「KOMEDA COFFEE (Thailand) Co., Ltd.」が運営を担う。

日本と同様に「コメダブレンド」を主力とし、飲み物を注文するとトーストやゆで卵が付く「モーニングサービス」や、看板デザートの「シロノワール」も提供する。あわせてタイの嗜好や食文化に合わせた独自メニューも開発する。

コメダHDは台湾、上海、香港、インドネシア、シンガポールで計81店舗(7月末時点)を展開する。国内は1,079店舗に達し、成長余地が限られるなかで海外を成長戦略の柱に据える。2031年2月期に海外180店舗体制を目指しており、タイ進出はその実現に向けた一手となる。

同社がタイへの出店計画を公表するのは今回が初めてではない。2019年にはタイとミャンマーへの進出方針が報じられたが、実際の出店には至っていなかった。

タイは東南アジア有数の経済規模を持ち、外食市場の拡大や中間所得層の成長が続く。日本発のカフェチェーンが集客の見込めるオフィス街に旗艦店を置く形で、現地での認知度向上を狙う。ゆったりとした座席と長居しやすい店づくりを特徴とするコメダの業態が、タイの消費者にどう受け入れられるかが焦点となる。

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