J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に所属するタイ代表MFスパチョークと、同じくタイ代表のティーラパットの2人が、このところリーグ戦で出場機会を得られない状態が続いている。タイのスポーツメディアによると、2人はいずれもタイ代表の主力として国内では高い知名度を持つが、札幌では出場機会に恵まれない時期が続いているという。
スパチョークはタイ代表の攻撃陣を支えるMFで、過去にJリーグや日本国内のクラブでプレーした経験を持つ選手として、タイ国内の注目度が高い。ティーラパットも同様にタイ代表に名を連ねる実力者だが、札幌のチーム事情により、ここ数試合は出場時間を確保できていない状況だという。
タイ代表戦に向けて合流予定
2人は、まもなく行われるタイ代表の活動に合流する予定とされている。タイのファンの間では、「クラブでの出番がないまま代表に戻って、コンディションは大丈夫だろうか」「せっかくJリーグに挑戦しているのだから、もっとプレーする機会を見てほしい」といった趣旨の声がSNS上で広がっている。
タイ人選手にとってJリーグは、東南アジア選手の中でも挑戦者が多い舞台の一つで、過去にはチャナティップをはじめ、多くのタイ代表選手が日本でのプレー経験を積んできた。その一方で、出場機会の確保はタイ人選手にとって常に大きな課題であり、今回の2人のケースも例外ではない。
タイ代表としての評価は依然高い
クラブでの出場機会が限られている状況でも、タイ代表チームにおける2人の評価は依然として高いとみられる。タイサッカー協会や代表チームのスタッフは、Jリーグでプレーする選手の経験値を代表強化に生かしたい考えとされ、今後の代表活動での起用法が注目される。日本で開催される代表戦や親善試合がある場合は、日本の観客にとっても両選手のプレーを直接観戦する機会になりそうだ。
タイ国内では、タイ政府がアジア競技大会2026で活躍した選手団に総額2億3600万バーツ(約11億1000万円)を超える報奨金を支給する方針を示すなど、国を挙げてタイ人選手の国際的な活躍を後押しする動きも進んでいる。Jリーグで奮闘する2人が、クラブと代表の両方で存在感を示せるかどうかが注目される。