スポンサーリンク
スポンサーリンク

覚醒剤中毒の運転手が保育施設に突っ込む、タイ西部で園児ら14人負傷

「気づいたら壁が崩れて、車が教室の中に入ってきていた」――タイ西部カンチャナブリ県ケンシアン郡の地区行政組織が運営する保育施設に、猛スピードのセダンが塀を突き破って突入し、昼寝をしていた園児らを直撃した。負傷者は職員を含め14人にのぼり、2歳の女児は頭部を負傷する重傷を負った。運転していた男とその同乗者は、その場で行われた簡易検査で違法薬物メタンフェタミンの陽性反応が出たという。

事故が起きたのはケンシアン郡の保育施設。猛スピードで走行してきたセダンが敷地の塀に激突して突き破り、そのまま室内にいた園児らの間に突っ込んだ。当時、施設内では複数の園児が昼寝をしている最中だったといい、逃げる間もなく巻き込まれた子どもも少なくなかったとみられる。

「頭から血が」母親は言葉を失う

負傷した2歳の女児の母親は、我が子の頭から出血しているのを見て取り乱したという。負傷者は職員を含め計14人にのぼり、幸い一命に別条はないものの、複数の園児が病院で手当てを受けた。現場に居合わせた保護者や職員からは「なぜ保育施設のすぐそばであんな速度を出せるのか」といった趣旨の憤りの声が上がっている。

警察が運転していた男と同乗者を確認したところ、簡易薬物検査で「紫色」、すなわちメタンフェタミン陽性の反応が出た。家族側は「持病の発作が出た」と説明しているというが、警察は違法薬物の使用が確認された以上、例外なく捜査を進める方針を示している。県警本部長は運転手の身柄を確保したうえで、危険運転や薬物使用など3つの容疑での立件を視野に手続きを進めているという。

「子どもの安全をどう守るのか」問われる地域の対策

SNS上では「保育施設のそばの道路にはもっと安全対策が必要だ」「薬物に手を染めた状態でハンドルを握ること自体が許されない」といった趣旨の投稿が相次いだ。地元では今回の事故を受け、保育施設周辺の道路にガードレールや減速帯を設置するよう求める声が強まっている。昼寝の時間という、本来もっとも穏やかであるはずのひとときを襲った突然の惨事は、地域社会に大きな衝撃と教訓を残した。

タイトルとURLをコピーしました