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バンコク都心の駅裏で日本人旅行者が石で殴られ、少年7人を拘束

画像はトップニュースオンラインから転載

駅への道を探していただけだった。バンコク中心部ラチャテウィー区、エアポート・レール・リンクのマッカサン駅裏。8月12日午後8時ごろ、43歳の日本人男性ユウキさんは、隣接する空き地に迷い込んだ。出ようとしたところで、2台のバイクに分乗した少年たちに囲まれる。

「金を出せ」。そう要求されたユウキさんは、持ち合わせがないと答えた。次の瞬間、後頭部に石が振り下ろされた。口元を殴られ、耳と膝、首にも傷を負った。逃げる途中で靴の片方とクレジットカードを落としたが、拾いに戻る余裕はなかった。

ライダー仲間のグループに助けを求めた

負傷したユウキさんは、配車アプリのドライバーが集まるSNSグループに助けを求めた。そこから連絡が広がり、病院へ搬送されている。タイを訪れた外国人観光客が、駅からわずかな距離の空き地で、こうして石で殴られた。

翌13日、タイ警察のサヤーム・ブンソン警察中将ら幹部が現場に入った。空き地の状況を確認し、証拠の収集を進めている。捜査を担ったディンデーン警察署は、周辺の防犯カメラの映像をつなぎ合わせ、2台のバイクが逃走した経路を割り出した。追跡の先はディンデーン地区のアパートだった。

拘束されたのは7人の少年

警察は同アパートで少年7人の身柄を確保した。1台に3人ずつ乗った計6人が現場に現れ、犯行後に走り去っていたとみられる。少年らは傷害の容疑で調べを受け、マッカサン警察署に移送された。年齢の内訳や国籍は公表されていない。

タイ当局は今年、外国人旅行者の呼び込みに力を入れている。日本人の訪タイ客は前週比で7割以上伸びた週もあり、回復基調にある。その一方で、主要駅の裏手に人目の届かない空き地が残り、そこに近づいた観光客が石で殴られる。数字の伸びと、街の安全は別の話だ。

ユウキさんが失ったのは靴とカードだけではない。日本からタイへ向かう旅行者が、駅で道に迷ったときに感じる不安の量が、この一件で少し増えた。

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