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メコン川沿いのタイ8県に氾濫警戒、14日にかけて水位が急上昇の恐れ

タイ政府は、メコン川に面する8県に対し、川の水位が急激に上昇する恐れがあるとして警戒を呼びかけた。特に警戒度が高いのはナコンパノム県とムクダハン県である。

8月10日、タイの水管理当局は、メコン川沿いの県に対して河川水位の急上昇に備えるよう通達した。あわせて、5県については8月10日から14日にかけて堤防を越える越水の恐れがあるとして、24時間態勢での排水ポンプの準備を指示している。

雨季のピークと重なる

タイは現在、南西モンスーンによる雨季の最中にある。気象局は同じ日、モンスーンの強まりにより全国39県で大雨になるとの警報も出した。上流域での降雨がそのままメコン川の水位に反映されるため、タイ側の対応は上流の状況に左右されやすい。

メコン川はチベット高原に発し、中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを通って南シナ海に注ぐ。タイ側では東北部イサーン地方の県境を長くなぞる形で流れており、ナコンパノム、ムクダハン、ノンカイ、ブンカーン、ウボンラチャタニなどが川沿いに並ぶ。

これらの県では、川岸の集落や農地が直接影響を受けるほか、ラオスとを結ぶ国境橋周辺の物流にも影響が出ることがある。

東部でも洪水と干ばつの二重対策

同じ日、政府側では東部8県に対しても洪水と干ばつへの対応レベルを引き上げる指示が出された。担当閣僚は、単に水を排除するだけでなく、貯水と利用のシステムを整えて水資源として活用できるようにすべきだとの考えを示している。

タイでは毎年、雨季には洪水、乾季には干ばつという振れ幅の大きな水問題に直面してきた。同じ県が数か月違いで水没と水不足の両方に見舞われることも珍しくない。

メコン川沿いの県を旅行で訪れる予定がある場合は、8月中旬にかけての河川水位と道路状況の情報に注意しておきたい。

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