スポンサーリンク
スポンサーリンク

タイ百貨店大手のセントラル、東北部コンケンに2つの新ランドマークで第2四半期収益を押し上げ

タイの百貨店最大手セントラルパタナが、東北部の中核都市コンケンで2つの新たなランドマーク施設を打ち出し、2569年(2026年)第2四半期の収益を押し上げたことを明らかにした。

同社が前面に出したのは「コンケン・キャンパス」と「ノースヴィル」の2施設である。いずれも既存のショッピングセンター一辺倒のモデルから一歩踏み出し、都市機能そのものを取り込む方向に軸足を置いている。

「モール」から「街」へ

セントラルパタナは近年、単独の商業施設ではなく、住宅・オフィス・ホテル・商業を組み合わせた複合開発(ミクストユース)に力を入れてきた。地方中核都市での展開もその一環だ。

コンケンは東北部イサーン地方の教育・医療・交通の拠点であり、コンケン大学を中心とする学生人口と、周辺県からの通勤・通院需要を抱える。バンコクからの高速鉄道計画の沿線でもあり、中長期の成長期待が織り込まれやすい土地柄である。

「キャンパス」という名称が示す通り、学生層と若年層を意識した施設構成と、住宅開発を組み合わせた「ノースヴィル」という二段構えは、単発の集客ではなく、その街に住む人を囲い込む発想に近い。

地方が牽引する第2四半期

タイの小売業界は、バンコク首都圏の飽和感と、地方都市の伸びしろという二極構造にある。首都圏では大型商業施設が過密状態に近づく一方、コンケン、ウドンタニ、ナコンラチャシマ(コラート)といった地方中核都市では、まだ新規供給の余地が残る。

セントラルパタナが第2四半期の業績説明で地方案件を前面に出したことは、この構造を反映している。バンコクで一段の成長を取りに行くよりも、地方で「その街の中心」を押さえるほうが投資効率が高い、という判断だ。

タイでは他の大手デベロッパーも同様に地方展開を加速させており、コンケンはその主戦場の一つになりつつある。日本企業にとっても、地方中核都市の商業施設は小売・飲食の出店先として現実的な選択肢になってきた。

タイトルとURLをコピーしました