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人気ドラマVIVANTで異彩を放つチョッキーとは何者、知られざる経歴を紹介

TBS日曜劇場『VIVANT』の新シーズンで、ひときわ存在感を放っているタイ人キャラクターがいる。逃亡中の新庄(竜星涼)をかくまうタイの大富豪で、「テント」のモニター(潜入工作員)でもあるチョッキー・テーパーニットだ。愛嬌のある言動と独特の雰囲気で日本の視聴者の心をつかみ、SNSでは「#チョッキー」がたびたび話題に上る。演じるのは、タイの俳優でシンガーのオーム・タナパック・ジョンジャイプラ。タイ語メディアの報道をもとに、その人物像を紹介する。

オーディションで勝ち取った大役

タイ語メディアによると、オームはオーディションを経てチョッキー役を獲得。同作でタイを舞台にした場面の「リアリティーを高めるため」に起用されたタイ人俳優として、複数の重要なシーンに登場すると伝えている。

新シーズンはバンコクのほか、ノンタブリー、パトゥムターニー、チャチュンサオ、サムットプラカーン、ナコンパトムの各県でロケを実施。タイ国内では動画配信「TrueVisions NOW」と「TrueID」でタイ語字幕・吹き替え付きで毎週金曜日に配信されている。

子役から「YELLOWSKRT」へ

オームの芸歴は長い。幼少期に両親の後押しで歌のコンテストに出場したのが始まりで、タイの長寿子ども番組「チャオクントーン」では声の仕事も経験した。学業に専念するため一度は芸能活動を休止したが、大学在学中にバーでの弾き語りを始め、「YELLOWSKRT(イエロースカート)」名義で音楽活動を再開した。

ニュースサイト「ワークポイント・トゥデイ」によると、シンガーソングライターのター・アティワットとのコラボ曲「ไม่รักก็ฟัคเลย(マイラックコファックルーイ)」(2022年8月公開)はYouTubeで500万回再生を突破し、TikTokでも拡散した。続く「ได้เพียงมองฟ้า(ダイピアンモーンファー)」も100万回再生を超えている。

「ワル役」で知名度を上げる

俳優としてタイで注目を集めたのは、2022年のドラマ「พี่จะตีนะเนย(I Will Knock You)」だ。演じた不良青年「ティウ・ワットプルー」は「イケメンなのに凶暴」なキャラクターとして人気を呼んだ。その後も映画「RedLife」(2023年)、映画「แต่ง…Monk」(2025年)、Netflixドラマ「สงคราม ส่งด่วน(Mad Unicorn)」(2025年)などに出演し、キャリアを重ねてきた。

日本のファンを魅了する気さくな素顔

撮影の合間の振る舞いも話題だ。タイのメディアによると、オームは日本の撮影スタッフへの差し入れとしてタイの伝統菓子「カオテーン」(もち米のおこし)を持参したという。X(旧ツイッター)やInstagram(@yelloww.sk)には東京タワーや名古屋で撮影したオフショットを投稿しており、8月下旬に第13話の舞台裏写真を公開した際には日本のファンの間で大きな反響を呼んだ。

8月29日には、バンコクで開かれた日本文化イベント「NIPPON HAKU BANGKOK 2026」のメインステージに、竜星涼や飯田和孝プロデューサーとともに登壇。撮影の舞台裏を語り、会場を埋めたファンから大きな歓声を浴びた。

日タイ共同制作の「顔」に

タイのメディアは、オームの起用を日本の制作陣とタイ人俳優の協働の象徴と位置付け、タイが国際的なロケ拠点としての存在感を高めていると報じている。子役、インディー系シンガー、そして日本の大型ドラマへ──。遠回りしながらつかんだ大役で、オーム・タナパックはいま、日本とタイの両方で新しいファンを増やしている。

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