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タイのバイク登録が7カ月で110万台、EVバイクは1万6806台でホンダが3位

タイのバイク登録が7カ月で110万台、EVバイクは1万6806台でホンダが3位に食い込む
画像:イメージ

タイの2026年1〜7月の二輪車新規登録台数が110万5697台に達した。このうち電動バイク(EV)は1万6806台で、市場全体に占める比率は1.52%。少数派ではあるが、日系メーカーの存在感が出始めている。

タイはASEAN最大級の二輪車市場で、バンコクのバイクタクシーから地方の通勤・通学まで、生活の足として二輪が深く根を張る国だ。その市場の7カ月分の登録データが、勢力図の変化を映し出している。

ホンダが79%、ヤマハが15%

ブランド別のシェアはホンダが79.32%(87万7003台)で圧倒的な首位。ヤマハが15.38%(17万91台)で続く。以下、ベスパが1.17%、中国系のゾンツェスが1.11%、EV専業のEMが0.38%と続いた。

排気量別では100〜400ccの小型二輪が全体の97.81%を占める。車種別ではホンダ「ウェイブ110」が17万3200台で首位、スクーターの「ジョルノ+」が16万1519台と健闘した。実用一辺倒だった市場に、デザイン重視の選択が入り込んでいる。

EVバイク市場でホンダUC3が3位発進

注目はEV分野だ。1万6806台の内訳を見ると、EM「レジェンド・プロ」が1586台で首位、EM「ミラノ」が1429台で2位。そして3位に、ホンダの新型電動スクーター「UC3」が1252台で食い込んだ。

タイのEVバイク市場はこれまで、中国系サプライチェーンを背景にした現地ブランドが先行してきた。そこに販売網と信頼性で勝る日系大手が本格参入すれば、構図は変わりうる。UC3の初動1252台は、その前触れといえる数字だ。

大型バイクはハーレーとBMWが分け合う

400〜750ccのミドルクラスではホンダ「X-ADV」が811台で首位。800cc以上のプレミアム帯はハーレーダビッドソン「ロードグライド」が326台、BMW「R1300GSアドベンチャー」が169台。1000ccのスーパースポーツではBMW「S1000RR」が39台で、この超高額帯の6割超を占めた。

市場全体としては、ファッション性の高いスクーターと、悪路にも耐えるアドベンチャー系クロスオーバーへの支持が強まっている。既存大手はブランド力と販売店網でシェアを維持する構図だ。

EV比率1.52%という数字は、四輪の電動化ペースに比べればまだ小さい。ただしタイ政府は二輪の電動化も政策目標に掲げており、充電インフラの整備が進めば伸び代は大きい。バンコクの街角の音が変わる日は、意外に近いのかもしれない。

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